今回は燃料ポンプ

トヨタ クラウン MS102 バン（ワゴン車）Ｓ52年4月

純正が手に入らないとのことで弊社にやってまいりました。

情報が何の痕跡もなくネットに落ちておらず、弊社にもない部品でした。

 

先ずは中を見るため洗浄から・・

か、固まっています・・

勿論かしめてあるので取れませんが、弊社としてはシャフトの形状、サイズ等を見ないといけませのでカシメを取ることに。

こちら弊社にないものでしたので高級オイルを振り出荷まで入院していただきます。

取り外した時は水分が足りていませんでした。

 

カシメもびくともしません。

錆があるのか、錆粉だけパラパラ落ちてきたので錆落としをしオイルに浸かっていただきます。

そしておきてしまいました。

 

「旧車のため予測のできない事が起こる場合がございます。」

「修理の際、傷、かけ、亀裂が入る場合がございます。」

「修理ができない際は連絡させていただきます。」

 

このように注文請書には入っていますが、弊社では初めておこりました。

何と、全ての謎が解けました。

ネットに修理部品の情報がないこと、弊社に商品がなかったこと・・

 

そうなんです・・　この燃料ポンプは修理する前提で作られてはなかったのです・・

カシメ部分が締め殺しだったため、私の力では取れなかったので

弊社で一番力のある間違えのないMさんに私が「このカシメを取って」と

お願いしたばかりに・・・・・

亀裂がいってしまいました・・　・・

皆さんならどうされますか？？

材質はアルミの鋳物でございます。

ネットを見るといろいろとされています。

私はこのことが起きてから眠れませんでした・・・

 

さてこの続きは次回でございます。

 

 

株式会社　ナプコ　打保　江理子